不安と幸せと寂しさと。

あれから10日が経った。

日が経つに連れて涙は出なくなってきたけど、その分胸が締め付けられるようなどうしようもない苦しみが日に日に強くなってくる。

 

10日近く経って、ようやく日本に帰れたのかな。

才能溢れ、傍から見ていれば十分に見えていても、きっとなににも満足していなかったえいちゃん。これからやりたいこと、たくさんあったはずだ。

そんなえいちゃんは、最後にどんなことを想ったのだろう。

考えても答えなんてわかるはずもないけれど、そんなことばかりを考えてしまう。

 

 

 

やっぱり苦しい日々はもう少し続きそうだけど、それはそれでえいちゃんのことを想えている時間だから安心だったりする。

逆に、痛みがなくなる日が怖い。

これが当たり前になって、慣れてしまって、いつか全て過去の話になるのが怖い。

 

 

えいちゃんがどんなことを想っていたのか、どんな人だったのか。

知っているようで全然知らない。

どんなに動画を見ても、インタビュー記事を読んでも、所詮画面越しでしか知ることができない。

 

でも、この数日間で本当にたくさんの想いに触れた。

たくさんの瞬間を残しておきたいと、気づけば私のスマホアバンティーズフォルダの画像は1000枚を超えた。

懐かしいえいちゃんの姿もたくさんあるけれど、もし今回のことがなければ一生知ることができなかったようなえいちゃんの姿もたくさん知った。

 

悲しみと幸せで溢れかえって、ごちゃごちゃだ。

気づいたら身の回りの物が赤で溢れていて、えいちゃんは「そんなことしてもしょうがないよ~」て笑うかもしれないけど、こうやっていれば少しでもえいちゃんと繋がっていられるような気がする。

 

 

 

この数日は不安でいっぱいだった。

Youtubeは、もういつも通りに戻っている。

私は周りの人に一度もえいちゃんのファンであることを言ったことがない。

それどころか、この4年間毎日欠かさず動画チェックし続けているぐらいYoutuberが好きなことさえも言ったことがない。

この今の気持ちを共有し話せる人が誰もいないから、やっぱりこんな時でも私が頼れるのはYoutubeしかなかった。

 

でも、あるのはいつも通りのYoutube

アバンティーズの動画を見ると、どんなに昔の動画でも追悼コメントが残っていたりするけれど、それ以外のチャンネルではパタリと話題に出なくなった。

当たり前っちゃ当たり前。それに、誰一人として忘れていないことは頭では分かってる。

でも、私たちは切り取られた一部しか知ることができないから、本当はどう思っているか知ることができないからとにかく不安でいっぱいだった。

 

そんな中、私が救われた動画は先日のマホトくんとスカイピースの動画。

なんだかすごくホッとした。きっとこの動画に救われたのは私だけじゃないはずだ。

それぐらい、死は孤独で不安だ。

 

 

 

 

 

 

そんなYoutubeが唯一いつもと違うのは、アバンティーズのチャンネル登録者数が急激に増えていること。

メンバーみんなで7年以上の月日をかけて作り上げてきたチャンネル。これまでなんでこんなに伸びなかったのかわからないぐらい面白い人たちだから、やっとみんなこの面白さに気付いたかという感じだけど。

なんだか素直に喜べない。

寂しいね。

 

 

 

あなたのことを知れば知るほど、話してみたかったという思いが強くなる。

知れば知るほど、やっぱりとてつもない魅力の溢れた人だ。そして、そんな人に出会えた私は本当に幸せだ。

 

ここから先、どうしていこうか。自分には何ができるのだろう。この3連休ずっと考えていたけれど、何も答えが出なかった。

こんな時、えいちゃんならどうしただろう。

どうすれば、えいちゃんに近づけるだろう。